AとかBとか
ノルウェーでは、当然ですが、「血液型占い」なるものは存在しません。
おそらく、ほとんどのノルウェー人は自分の血液型も知らないでしょう。
・・・・という事実は知っていました。ですが、新聞のインタビューなどを読んでいると、「私はA-menneske/B-mennekseです」といった表現を見かけます。Menneske(メンネスケ)は「人間」という意味なので、「A人間」、「B人間」と訳せます。
これはどういう意味なのか?私は特に調べもせず、日本の血液型占いに倣って「A人間」=真面目、「B人間」=個性的、と勝手に推測していました。
みなさん、ですがこの解釈は間違いです。本当の意味はわかりますか?はい、そこの方!
簡単に言うと、「A人間」=朝型人間、「B人間」=夜型人間なんです。
何かのきっかけでノルウェー人から本当の意味を聞いた時、「え?そんな意味だったの?なんだ~」って少し肩すかしにあった気分になりました。
今回の原稿を書くのにあたり、改めて「A人間」、「B人間」について調べたところ、ノルウェー人の約40%は「自分はAまたはB人間」と感じ、残りの60%は「その中間」という調査結果があるそうです。
ただノルウェー人のライフスタイルを見ていると、「A人間」でないと日々のサイクルに合わないのでは?と思います。
通常の就業時間は、8時~16時と仕事のスタートは早いですよね。夏になると、勝手に7時くらいに出社して、14時には帰ってしまう強者も。
また、ノルウェーの子どもは伝統的に「早く寝かせる」のが良しとされています。
年配のノルウェー人の友人は、「移民の子どもたちは、あんなに遅くまで起きていて信じられない」と、夜遅い時間のバスで移民の家族連れを見るたびに驚いています。
確かに、昨年、もっと若いノルウェー人の友人宅を訪ねたところ、7歳くらいの子どもは20時には夜食を食べて、寝る準備をしていました(というより、お母さんがさせていました)。
月~木は頑張って「A人間」で生活した反動が、金と土曜に「B人間」へと変貌するのがノルウェー人なのでしょうね。
金土の夜、パブやバーは大賑わい。そこかしこでホームパーティも催され、とんでもないボリュームの音楽が聞こえてきます。
私が最初に留学していた田舎のカレッジでも、学生寮で19時くらいから軽く食べ物で腹ごしらえ&ビールを飲んで「下地」作り。22時過ぎくらいに、学生クラブに乗り込んで大騒ぎ。帰宅は3,4時といった感じでしたね~。よくサバイバルできたなぁ・・・・と遠い目になります。
当然、起床はお昼すぎ。日曜の日中はまるでゴーストタウンのようで、道にはビールの空き瓶がごろごろ転がっています。
こういう「平均的」ノルウェー人が「AでもBでもなくて中間」と答えるのでしょうか・・・?
「A人間」「B人間」の関連資料を読んでいると、「年齢による変化」も言及されています。
若い頃から年を重ねるにつれ、B→Aへ変化する、というもので、これは日本人でも同じでしょうね。
オスロの高齢者センターでは、13時に夕食が提供されていて、さすがに驚きました!
「A人間」の極みを見た思いです。
2月後半、3月の「セレクトレッスン」(日曜13時半開講)は以下のスケジュールです。
2/23「ノルウェー暮らし、基本の単語&フレーズ」
3/9「やり直しのノルウェー語」
3/30「リクエスト★スペシャル」(こんなテーマのレッスンがやりたい!を募集中です)
各回参加なのでお気軽にどうぞ♪
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2014年2月10日11:35 AM
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