ノルウェー・ジンクス
ノルウェー稼業に関わって、16年。
一番よく聞かれる質問が、「どうしてノルウェーに興味を持ったんですか?」です。
もう定番中の定番で、答えのバリエーションも10通りくらい用意しています(相手に合わせるのがキモです)。
あと、意外に聞かれるのが「何回くらいノルウェーに行ったことがあるんですか?」
実はこの質問、答えるのが難しいのです。というのも、本人もカウントをしていないので。
ともかく「かなり行きました!」でしょうか。
まず1992年の冬に、北ノルウェーのトロムソにオーロラツアーで行ったのが皮切りでした。
1995年~2000年の間に、長期短期で計4回留学をしています。
留学後も、ほぼ毎年、ノルウェーへ行っています。
実は、2回ほどノルウェーに行っていない年があるのですが、それらの年は我ながら
「お~、今年は厄年だ!」と驚くような不幸な出来事が起きてしまったのです。
詳細は「個人情報」なので、書けませんが、まぁプライベートでいろいろあったり、
体が絶不調で勤務していた会社を辞めたり・・・。
ともかく不幸度MAXでした!
そこで私は悟ります。
「私がノルウェーに行かない年は、不幸がふりかかる!」
そこでまるで「伊勢神宮参り」ではないですが、「厄落とし」の意味を込めて、
執念のようにノルウェーへ毎年、訪れているのです。
日本広しとはいえ、こんな日本人、他にいるんでしょうか?
留学後、ほぼ毎年、オスロで泊まらせて頂いているのは、かなり年配のノルウェー人の友達宅です。
彼女の本を共訳、そして講演の通訳をしたことをきっかけに、もう14年ものお付き合いです。
年金生活者でひとり暮らしの友達は、オスロ中心地からバスで20分ほどのテラスハウスに住んでいます。
私用の鍵もあり、個室も当然、用意してくれて、「好きなように使ってね」を何度も繰り返されています。
でも私は日本人。つい「牛乳飲んでもいい?」、「パソコン使ってもいい?」、「電話借りてもいい?」と
律儀に尋ねてしまいます。すると「もう、いちいち聞かないで。したいようにしてよ!」とプチギレ状態・・・。
これはあれですね。逆にノルウェー人を家に泊めたら、何でも自由にしてあげないとダメだという教訓でもあります。
毎年、1人で渡ノルし、オスロを中心に友達や元生徒さん、仕事でお付き合いのある人に会ったり、
とマイペースなノルウェー滞在を楽しんできました。1カ月近くも滞在した年もありました。
そんな私の「ノルウェー詣」に変化があったのは去年です。なんとフィンツアーさんが太っ腹かつ
大胆な企画を用意してくれました。
その名も「ノルウェー案内人 青木順子さんと行く ベストシーズンのフィヨルドとオスロ暮らしを感じる旅8日間」!
もう当事者が「いや、これ、無理でしょ?」と思っていたら、なんと催行しちゃったんですね。
少人数のツアーでしたが、久しぶりにベルゲンやフロム、フィヨルド観光も体験できました。
また、オスロでは高齢者施設や、私の友達の家を訪ねたり、と盛りだくさんのプログラムでした。
1人旅に慣れていた私でしたが、「人と一緒の旅もいいなぁ」としみじみしました。
同じ景色を見て感想を言い合い、食事やお茶を一緒に楽しむ。道に迷った時は、みんなであたふたもありました。
まさに「旅は道連れ」です。
しかも昨年は偶然、私の誕生日が重なったので、みなさんに祝って頂いたことが本当に嬉しかったですね。
このエッセイが掲載される頃、私は第2回のノルウェーツアーの最中です。
さて今年はどんな出会いが待っているか?期待と責任感でドキドキです。
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2012年6月14日8:41 PM
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